DIY工具 フィルターレンチでオイルエレメント交換 オイルフィルター交換

 ハンドツール第二弾!今回はフィルターレンチのご紹介です。紹介するレンチはプライヤー型のフィルターレンチです。
この工具は自動車などのエンジンに付いているオイルエレメントを外すための工具です。手で回そうとしても緩まないときに使用します。

プライヤー型

フィルターレンチには、プライヤー型とカップ型がありエレメントの取り付け位置によって使い分けますが、ほとんどのエンジンには整備性を考慮された位置についているので、プライヤー型のレンチを持っていれば対応できると思います。

 

まず、カップ型ではソケットレンチと組み合わせて使い、エレメントの上から被せるようにして回します。エレメントに対して面で捕らえて回すのでなめることなく外せるので失敗がありません。
デメリットとしては、車種によってエレメントのサイズが違うので複数台の車を所有している場合はそれぞれのサイズに合わせて複数個用意しなければなりません。

またサイズ調整可能なカップ型のものがありますが、やや掴む力が弱いように感じるので、固着しているエレメントは外しにくい場合があるかもしれません。

掴み方

 続いてプライヤー型のフィルターレンチはエレメントを挟んで緩めるタイプになります。
3つの突起がありエレメントをがっちり掴むことができ掴んだら緩める方へ回せば外すことができます。
デメリットとしては工具自体に長さがあるので工具を回せる隙間がないと使いにくいかもしれません。エレメントは最初の数ミリだけ緩むことができればあとは手で回すことができるので、エレメント自体を掴むことができれば長さは気にならないかもしれません。

プライヤー型先端

 

今まで10車種以上のエレメントを外しましたが、プライヤー型で問題なく使えていますので1本持っていればほとんどのエレメントを外すことができると思います。

しかもこのレンチならネットにて、1000円以下の価格で購入できますので激安です!もちろん価格相応のものがありますので、クオリティを重視する方はなるべく高めのものを購入されることをおすすめします。
私の場合はノーブランド、税抜き900円のを購入しましたが、今のところ問題ありません。

 

 

さらにこのプライヤー型レンチにはもう一つの使い方があります。
それは車高調レンチの代わりになるのです。
通常、車高調の調整には専用の車高調レンチや引っ掛けレンチを使ってシートと呼ばれるリングを回します。

このとき、回したいシートが固着している場合があり、一般的な車高調レンチでは全長が短いため、回しづらいので苦労することがあるのです。そんななかプライヤー型フィルターレンチを持っていると案外回せてしまうのです。

使い方は、車高調のシートの部分に溝が切ってあるのでそこに引っかかるようにフィルターレンチのツメをかけます。引っ掛けたらしっかりと握って挟み、回すだけです。
長さがあるのでけっこう力が入りやすく、固着しているものでも回すことができます。

一応、シートの専用工具ではないのでデメリットもあります。レンチのツメはシートの溝には完璧にフィットしませんので、シート表面がガリガリに傷つくことがあります。(汗)
通常は見えないとこなので気にしなければ済んでしまうことですが、傷つきまくっていたら錆が発生してしまうので、特別固着していなければ通常の車高調レンチを使ってください!

がっちりと

使用しているプライヤー型の適応フィルターサイズは、
Φ:60mm~110mmまで対応しています。

使いやすいのでおすすめです!