久々の工具のご紹介です。今回のDIY工具はスピナーハンドルを含めた長い工具です。
長い工具は主に固く締まったものを緩めるときに使います。緩めたいボルトなどに対して支点から離れたところから力を加えるとテコの原理が働いて固いものでも緩めることができるのです。

車などではエンジンまわり、足回り、デフまわりで使われているボルトはかなりのトルクがかかっているので簡単には緩みません。かといって、通常生活しているなかではこれらのボルトを緩めることは滅多にありませんが・・・それでも自分で整備したい！どうしても緩めなきゃいけないボルトがあるって場合に、スピナーハンドル・ブレーカーバーを使用するのです。

使用しているのは、KTCのBS4L

■メーカー：KTC「京都機械工具（株）」
■全長：600mm
■重量：1100g
■差込角：12.7ｓｑ.

全長が600mmあるのでかなりのトルクがかけれます。この長さで削り出し、表面を磨き上げてるのでとても綺麗です。
工具なのでハードに使うこともありますが、傷つけるのがもったいないくらいな気持ちになるので最初は慎重に使いたくなります！

実際に使用してみての感じは、しっかりとした造りで使いやすいです。これなら固く締まったボルトのほとんどは緩めれると思います。車の足回りに使用したところ、すんなり緩みました！

特に高年式車でほとんどボルト・ナットを緩めたことのないような車両に対しては効果的で、最初は力がいりますが体重を乗せるようにしてトルクをかければ一発で外せます。今まであれやこれや手間をかけて外していたものが簡単に外せるので時間と労力の節約になります！やっぱりいい道具は高価ですが楽になります。

 

続いて長い物に関しまして、長いドライバーです！
これもめったに使うことはないと思いますが、あるとなにかと便利な工具の一つです。

使う目的としては、手が届かないような狭い箇所にあるネジ、ネジ止めの箇所が細長く、通常のドライバーでは届かない深い場所にあるネジを回すのに使います。

使用しているのは、ベッセル　No.6603　角長軸ドライバー　＋No.2

■メーカー：VESSEL（ベッセル）
■軸長：450ｍｍ　角軸
■頭のサイズ：2番ドライバー

実際に使用してみるとかなりのトルクがかけれて、しっかりと締め付けることができます。
使うまではこれだけ軸が長いと力が逃げてしまうんじゃないかと不安でしたが、しっかりと力がかかり奥深くのネジも回すことができます。軸自体も角軸なので手だけでは回せない場合は軸にスパナやモンキーレンチをかけて回せるようになっています！

 

長い工具は手が届かないところ、固く締まって緩まないところに使用します。
この工具を使用して締め付けることはオーバートルクになりやすいので締め付けの際は力のかけ過ぎに気をつけてください。