先日はオイル交換の作業を行いました。車両はダイハツ ハイゼット 型式TE-S2101Pです。
DIYで整備するなかでタイヤ交換とオイル交換は作業頻度が多い分類ではないでしょうか。
オイル交換にいたってはエンジンの重要項目の一つなのできちんと作業すればエンジンにもお財布にも優しいと思います。
まず作業手順です。
1、少しだけ暖機をしてオイルを温めます。
2、エンジンをかけているついでに車両をスロープに載せます。できるだけ平らな場所で行います。車高が高い車はスロープは必要ないですが、私の場合、オイルを下抜きで行いクリアランスに余裕が欲しいのでスロープに載せることが多いです。
3、ドレンボルト、フィラーキャップ、レベルゲージ、オイルエレメントの位置を確認しましょう。
軽トラックのミッドシップエンジンの場合、フィラー、レベルゲージは運転席又は助手席の下にありますのでシートを跳ね上げて確認します。
位置を確認したら、オイルパンにあるドレンボルトを緩めます。
4、ドレンボルト緩める。
5、下にオイル受け皿を用意。
6、ボルトを手で回しながら緩め外す。
7、外したらエンジン上にあるフィラーキャップを外す。
8、次にオイルエレメントを外す。
そしたら、この状態でオイルが抜けるまで待ちましょう。
ドレンボルトは車両正面から見て運転席側。
9、オイル排出中に新しいオイル、エレメントを用意し、ドレンボルトをパーツクリーナーにて清掃、新しいドレンパッキンに交換します。
ちょっと休憩しつつ約20~30分放置。
10、その後ドレンボルトを締め、オイルエレメントも取り付け、フィラーからオイルを入れます。
締めるボルト類は締め付けトルクが決まっているのでトルクレンチで確認するのですが、トルクレンチを持っている方は少ないと思いますので自分の手の力で確認するのがいいと思います。
私の場合、手で回せるとこまで回し、メガネレンチでボルトが止まるまで締め付け、止まったところからメガネレンチの下方先端を3回ほど手のひらで叩きながら締め付けます。
大事なのはボルトを緩めたときにかかっていたトルクを忘れないようにして、締めるときも同じようなトルクをかけるということです。
最近の車は、オールアルミ製のエンジンが多くなってきたので、締め付けすぎるとネジ穴がヒビが入るかネジ山が削れてしまう恐れがあるので締めすぎには注意しましょう!
そしてオイルエレメントの締め付けですがこれも重要です。
まずは、新品エレメントにゴムパッキンが付いているのでそこにエンジンオイルを塗ります。これをやらないと次回外れなくなります・・・
エレメントは車両正面から見て助手席側。
そしたらエレメントブロックにネジ山に合わせ回していきます。エレメントも手で回し、手で締め付ける程度で終わりにします。私は手で目いっぱい締めたらフィルターレンチにて5~6mm動かす程度に締めます。
手だけで十分ですが、オイルなど付いていて滑って力が入らないので最後にほんの少し締めます。
11、あとはオイルを規程量入れ、レベルゲージで入った量を確認します。オイルを抜く際は全部抜けきらないので、取説に載っているオイル量から少し少なめから入れましょう。
レベルゲージの範囲内にあれば問題ありません。
12、入れたらエンジンをかけて下からのぞき、オイル漏れがないか目視します。その後エンジンを止め数分したら、レベルゲージで量をチェックし、範囲内にオイルがあれば作業終了です。
廃オイルは、オイルを固めるものがホームセンターに売っていますのでそれにてゴミとして出すか、ガソリンスタンドで引き取ってくれるので、日ごろ給油しているガソリンスタンドで聞いてみてください。
私はガソリンスタンドで廃オイル、エレメントを引き取ってもらいます。
そして廃オイルは破棄することは絶対にやめましょう!
今回使用した工具です。
メガネレンチ
フィルターレンチ
タイヤスロープ
その他として、
オイルジョッキ
オイル受け皿
パーツクリーナー
新品ドレンパッキン
ウエス
オイル交換量 2.4リットル
オイル銘柄 ワコーズ プロステージS 5w-30