DIY作業イグニッションコイル交換ダイレクトコイル

今回はDIY作業としてイグニッションコイルの交換作業を行いました。部品自体はイグニッションコイル、またはダイレクトコイルと呼ばれています。エンジンの構成によって異なりますが、ここ最近はダイレクトコイルが主流ではないでしょうか。

 

ダイレクトが多くなっている理由として、燃焼もしくは排気効率の向上のために一役買っているようです。設計うんぬんはあまり詳しくないので正確に言えないですが・・・

交換が簡単になるのですが、部品自体はなかなかいいお値段になります。気筒数が少ない車両なら安めですが、多気筒エンジンで一気に全交換になるとかなり高く感じます。

今回交換する車両はマツダ・ラピュタSターボです。H16年車なので、スズキのOEMでKeiワークスと同型車両になります。

 

事の発端はつい先日、帰宅途中のことです。交差点を右折し加速を開始したとき、一瞬加速してすぐにブーストが抜けたような感覚になりなかなか進みません・・・。
しかしブースト計を見るとちゃんとブーストはかかっています。
おかしいなと思いつつ、帰りは下り坂なのであまりアクセルを踏むことなく帰宅できました。

帰宅後ボンネットを開けて車をチェックすると、特に大きな問題はなさそうです。ちなみに見えづらいとこに軽度のオイル漏れがあり、これはまた直そうと、見て見ぬふりを(笑)
しかも現時点では左フロントのアーム類は曲がっているまんまです・・左右でタイヤの位置ちょっと違うよ!って感じです。

そして車を一周回り、マフラーまで来ると排気音が不規則になっています。これは完全に失火している様子です・・
失火の疑いがあるため、ダイレクトコイルとプラグのチェックをします。

チェックする手順です。
ダイレクトを外しやすくするためエンジンヘッドまわりの補機類を外します。
今回は、インタークーラー、エアクリーナーを外してコイルカバーも外しておきます。スロットルボディ、タービンまわりの外したパイプにゴミが入らないよう軍手などでもよいのでかぶせておきます。

 

そしてエンジンをかけます。かけたまま、ダイレクトコイルを1気筒づつコイルを浮かせてエンジンの調子が変わるかをみます。

1気筒ごと外して、正常に動いているコイルを浮かせるとエンジンの回転数が変わり、故障しているコイルを浮かせると現状のまま変わりません。これを気筒ごとに行い、回転数が変わらないコイルを特定していきます。

浮かせても回転数が変わらないコイルは壊れている可能性が高いので交換対象になります。

次にスパークプラグをチェックしていきます。プラグソケットを使用してプラグを外します。
ソケットは自動車メーカーによってプラグホールの形状が違うので自分の車両に合ったソケットがあるか工具を確認してください。軽自動車はプラグが細いので、プラグホールも細くなります。薄肉のプラグソケットがあると便利だと思います。

 

今回はプラグを外す前に、プラグホールにエンジンオイルが漏れていたので案の定プラグはオイルまみれでした・・・

これはヘッドカバーを外しプラグガスケットを交換しなければいけません。ですが、時間に余裕がなかったためプラグホールの清掃して新しいプラグに交換する事にしました。

 

K6Aエンジンなのでダイレクトコイル3本、NGKイリジウムプラグ3本を注文し交換です。
交換は先ほど外した要領で新品と交換していくと比較的短時間で終わります。
壊れている気筒の分交換するのですが、現在正常なコイルでもいずれは故障するかもしれないので、気筒数のダイレクトコイルとプラグを同時交換がおすすめです。

左が今まで使っていたコイル、右が新しいコイルです。

車検証から部品を注文したのですが、コイルのメーカーが違うのです。
メーカー変わったのかな?
従来の物より見た目はコンパクトになった感じがします。

 

その後、再びエンジンをかけ異常がないかチェックします。問題がなければ外した補機類を取り付け、元に戻します。

あとは実際に走行してエンジンの吹け上がりを確認して作業は終了です。

今回の使用した工具。
・+-ドライバー
・ペンチ
・8mm,10mmソケットレンチ
・エクステンションバー
・プラグソケット

 

・交換したプラグ、NGKイリジウムMAX 品番 DCPR7EIX-P

・コイルの品番です↓