メルセデスベンツ W210 AMGのメーター補修の作業です。メーター取り外し方法を載せていきます。また、必要になる工具を掲載していきます。
W210 の99年式ですのでほぼ最終型になります。
小さいころからAMGに憧れて、大人になったら乗りたいと思っていた車両で30代で乗ることができました!
もちろん、 W210 なので中古です。
購入時でも10年以上経過している車両ですが、色あせないオーラをまとっていました!ボディや塗装がしっかりとしているのでサビやクスミなんかの醜いところはありません。この辺は国産車と違うところでしょうか。
外装はよくても、やはり樹脂パーツは劣化が早い感じがします。今回の修理は購入時より気になっていた部分の補修になります。
メーター内にメーターリングがついているのですが接着が剥がれ始めて前倒しのような格好になっていました。
これじゃかっこ悪し、視認性もよくないので直していきます。

見えにくいですが、中央のメーターリングの上部が手前に浮いているのが見えると思います。
メーター自体は引き出すと抜けるような仕様になっているので、国産車のような周りから部品を外していって・・みたいなことは必要ないのですが、引き出すといっても引っ張る部分はありません!汗
実は、専用工具があるのです!!
メーターフード周辺を手で押し上げて隙間を作ることがまず手順です。隙間を作ったら、すかさずこの工具! ↓

そして、必要になってくるのが
メルセデスベンツ用・メーターパネルリムーバー
内装用リムーバーでもいけると思いますが、これなら狭い隙間にも入っていき先端のL字で引っ掛けることができます。
メルセデスに共通して使用できると思いますので W210 以外でも活躍できるんではないでしょうか。
金属製なのでこじって入れると樹脂パーツが変形や破損する場合もありますので、先端だけで使うようにしてください。
メーター左側 ↓

メーター右側 ↓

メーター周囲でもいいですが、割れる可能性があるので横の黒い部分に引っ掛けるようにします。
押し上げた隙間から工具で引き出し、指先でつかめるくらいに出したらあとは手で引き出します。
メーター上部にツメがあるのでご注意を。
ここまできたら、慎重に引き出しメーター裏のカプラーを外していきます。

白い部品を倒すとカプラーのロックが外れます ↓

カプラーは左右にあるので外します。
この機構は国産車にも欲しいですね。ツメをこじったりしなくていいのでカプラー自体の破損が少ないと思いました!

無事に取り外しです。

メーターのカバーはツメでかかっているだけなので折らないよう慎重に外します。
年数が経っているものはここでの外しが一番緊張します・・・
車体が20年程経っている W210 ですからさらに緊張!
リング自体は社外品なのか W210 純正なのかわかりませんが、微妙に径があっていませんでしたので調整しながら接着剤にて固定していきます。なので裏から見ると接着面がはみ出ています。裏からも隙間ができないように接着剤で埋めていきます。
今回は24時間放置してから組み込みました!
使用した工具
◆メルセデスベンツ用 メーターパネルリムーバー
◆マスキングテープ (キズつき保護)
◆接着剤 (クリア・硬さが出るタイプ)

後日取り付けて、動作確認しました!
特に120~160キロあたりのメーターが見やすくなりました。